先日ある出版社の担当の方から、
「在庫している本を倉庫に納めてほしい」という依頼があり、
営業車にて納品に行きました。
前回同様やはり順番待ちの長い列。
大きい横開きタイプのトラック(トレーラーといってもいいかも)から2tトラックからいろいろ
な車がずらりと並んでいる中に、わがプレオも最後尾にて待機。
検収の係りの方に用件を伝えると、
端っこの場所が空いているから、
ここに下ろして待っててくれとのこと。
早速パレットを用意して、板紙敷いて、えっさか、ほっさか作業にかかるが、
倉庫にはありがちなんですが、トラックから降ろすことを前提にしているため、
たいていの場所が高い。私の肩くらいはあるかな。
幸いなことにパレットが積み上げられている場所がはしご代わりになり、
足をかけて上り下りを繰り返すこと20~30分(良い子のみんなはまねをしてはいけないよ)。
何とかパレットに積むことができたところに、
タイミングよく様子を見に来た係りの親父さんが一言。
「結構背が高いな、あそこにラップがあるから下のほうだけでも巻いといて」と言い残し
元の作業に戻っていくじゃないですか。
「ラップを巻く? 俺が どうやって・・・」と心の中でぶつぶつと言いながらも、
この状況は、もはややるしかないらしい、どうやら、
がんばれ俺と自分を励ましつつまずは心を落ち着けて、深呼吸などしてみる。
ラップを手に取りしばし考える人に・・・、
いままで何とはなしに見てきたラップ巻きの作業を思い浮かべてみる。
たしかこうして、こうやってこんな風にしてたかも。
ラップの端を本の下段の下に引っ掛けて、最初はゆっくりとやさしく
3回くらい巻いたところで強めにぐるぐると、
少し上のほうにずらしながらぐるぐると、
さらにとどめとばかりにぐるぐると巻いていたら、切れた。
「あれ」って感じ、ラップって案外簡単に切れるのね。
まあ、何とか様になっているので良いのではないでしょうか。
出来上がったところの写真をパチリ。
生まれて初めてぶっつけ本番見よう見まねで、われながらあっぱれかな。
人間というものは崖っぷちに追いつめられるとどうじかなるという話でした。
おわり 永島